受講生の声Voice
和賀井 利恵さん
愛犬がくれた経験を原動力に、飼い主様を支える勉強会を実施
仕事の内容
最近、わんちゃん飼い主様向けの学びのアトリエ「Love Life One」というサービスをスタートしました。今はパートナー(愛犬)とオーナー様(飼い主)が幸せに共生していくための勉強会を実施しています。
勉強会は毎月異なるテーマを設定します。例えば、先日開催したのは「お空組ワンちゃん座談会」。パートナーとお別れした経験を持つ方が集い、みんなで話をします。悲しみが癒えるわけではありませんが、いろんな思いを話すことで前に進む力をお互いにもらえたら、という会です。
当サービス開始のきっかけは、自分自身が1年前に愛犬を亡くしたこと。どん底まで落ち込み、何もしたくない状態が続いていました。ただ、愛犬との暮らしの中で本当にたくさんの貴重な経験をさせてもらい、そこで学びや気付きをもらったことも思い出していました。いつしか「悲しんでいるばかりではなく、この経験を伝えたり、何かに活かしたりできたらいいな」と思い始めた頃、ホリスティックケア・カウンセラー養成講座の資格をみつけたのです。
どんな仕事や活動をするにも知識は必要。特に、パートナーとオーナー様の絆を深めるようなことを学びたいと思っていました。ただ、やみくもに勉強を進めるわけにはいきません。この講座は「犬と猫のことを多方面から総合的に学べること」「自分の経験から必要だと考えていた【心のケア】や【介護】も学べること」が決め手となり、まずこの資格をとろうと決め、勉強しました。
私がこんな気持ちに至った原点には、愛犬との暮らしで助けていただいた訓練士さんの存在があります。
13歳でお空に旅立った愛犬は、もともと盲導犬協会の候補犬で、我が家はパピーウォーカーとして迎えました。大型犬との暮らしは初めてでわからないことだらけでしたが、盲導犬協会の訓練士さんが親身に相談やフォローに応じてくださったことでとても心強く、安心して育てることができたのです。犬との接し方やトレーニングのアドバイスもたくさんもらい、「犬と暮らす人すべてにこんな頼れる存在がいればいいのにな。自分がその役割を担えたらいいな」と考えるようになったのです。
愛犬は、もともと大人しく優しい遺伝子を持っていたことと、この訓練士さんのアドバイス実行の結果もあって、賢く育ってくれました。結果、犬友から「どうしたらこうなれるの?」と聞かれたり、訓練士さんから聞いたことや経験を、素人なりにも伝える機会をたくさん持てている状況でした。ですから、「資格を取ったらより多くのことを伝えられるのに」という想いはずっとあったのです。
仕事のやりがい・苦労など
「お空組ワンちゃん座談会」を実施したときは、予定時間をオーバーするくらい盛り上がりました。参加頂いた方からは「経験談を聞ける場がないので嬉しい」ととても喜んでくださり、本当に開催してよかったと実感しました。
一番の悩みは「集客」です。今は口コミ、インスタ、お店にチラシを置いていただくなどで宣伝していますが、なかなか難しい状況です。特にターゲットが狭いテーマで開催する場合はより難しくなるので、今のところそれが課題ですね。自サイトの立ち上げなどを検討中です。
今後の目標
1頭でも多くの犬や猫たちが生涯幸せに暮らし、オーナー様もこの家に来てくれてよかったと思えるような状況を作っていきたいです。私が伝えたことが少しでも心に残り、知識がなかったことに後悔する人を減らすことで、その手助けができたらいいなと思います。
★インスタグラム
わんちゃん飼い主様向けの学びのアトリエ「Love Life One」
https://www.instagram.com/love_life_one113/