ホリスティック豆知識Blog
2018年02月23日(金)
「困った行動」に困らなくなるには
皆さんは、犬の行動のなかで困ったと思うものはありませんか?
我が家では、「とびつき行動」に困っています。
我が家の犬「ポンディ」は、5歳のロットワイラーです。体重は50kg近くあります。
このとっても大きな身体で力いっぱい飛びつかれると、大人でもよろけてしまいます。
子供やお年寄りの場合は、きっと転んでしまうでしょう。
しかし犬は悪意をもって飛びついているのではなく、「うれしい!遊ぼうよ!」という気持ちの現れなのです。
また、犬にとってこうした形で「とびつく」ことは感情を表現している基本行動のひとつであり、ゼロにすることはできません。
ただし喜びの表現だとしても、犬の思うままにさせていると、飛びつかれた相手は転んだり、場合によってはケガをしてしまうかもしれません。その場合、これはやめさせなくてはいけない行動です。
この行動を減らしたり、抑えたりするためには、飛びついたら「ノー」と停止の合図を大きい声で言います。それでも飛びついたら、すぐにその場から立ち去ります。これを繰り返します。
すると犬は、飛びつくと「よいこと」がなくなることを経験し、どうすればよかいを学習します。すぐに成果はでないかもしれませんが、何度も繰り返すことで犬が学習し、徐々に激しさが弱まったり回数が減っていくでしょう。
「留守番をさせていて、帰宅時に喜んで飛びついてくるとき」「大好きなおやつをあげるときに飛びついてくるとき」
「散歩に行くときに飛びついてくるとき」のいずれも、飛びつきをやめさせるためには「例外」はありません。
「散歩に行くときに飛びついてくるとき」のいずれも、飛びつきをやめさせるためには「例外」はありません。
また、「大人は立ち去るけれど、子供は喜んで犬の相手をする」といった対応ではなく、家族全員で取り組むことも大事で、ここでも「例外」は作りません。なぜなら犬が「いつ、誰になら飛びついてもいいのか、ダメなのか・・・?」と混乱してしまうからです。
共に生活していくには、お互いが歩み寄っていくことが必要です。
皆さんも犬とより良い関係を築いて「犬と暮らす喜び、健康、笑顔」のあふれる生活を楽しみましょう。
(ライター:講座事務局 南)