ホリスティック豆知識Blog
2021年08月07日(土)
はじめてみよう!テリントン Tタッチ®①
学生の皆さん、こんにちは。ホリスティックケア・カウンセラー養成講座、事務局の日笠です。
本コーナーでは、ペット業界を目指す学生さんにおすすめの情報をお届けします。
Tタッチってなに?
ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得した学生さんに「特に興味深かったカリキュラムはどれ?」と質問すると、Tタッチはベスト3に入る人気カリキュラムです。
テリントンTタッチは、あらゆる動物の身体と心と思考の健やかさを促進し、日々の生活を穏やかにすることができるホリスティックケアの1つ。
非常に優しい力加減で神経に新しい刺激を送ることで、動物たちが自信をもって行動できるようになったり、ストレスの軽減や自然治癒力を高まったりなど、健康面に良い影響を与えます。
今回はTタッチのプラクティショナーの資格と、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を持ち、ペット系専門学校で講師もされている中里真由美先生に学生さんが簡単にできるTタッチの基本を教えていただきます。
Tタッチの基本知識
Tタッチは、動物たちの感情、精神、体のバランスを整えるための技法として、1983年にアメリカで誕生しました。手に負えない気性の荒い馬に、「円を描くように皮膚を動かすタッチ」を行ったところ、馬の気持ちが落ち着き、リラックスして従順な態度を示したことから、いろいろな動物に合わせて開発されました。
T タッチは、身体に非習慣的なタッチをすることにより、皮下組織から脳へ新しい知覚情報を伝達します。それにより、タッチした部分の細胞機能が目覚めます。また、副交感神経に働きかけ、リラックス、集中力、学習機能を高めます。
例えば、恐がり、攻撃的な犬は口のまわりやしっぽの付け根が緊張しています。感情面で問題がある場合には身体にも影響を与えるからです。逆に身体に問題がある場合には、感情にも影響を与えます。
T タッチによって新しい知覚情報を与えることで、緊張の強い部分がゆるみ、動物にとって自然体で楽にすごすことができる「ニュートラル」なポジションになります。こうして、感情、精神、体のバランスを整えることで犬が落ち着きと自信を得られ、学習能力と意欲が高まるのです。
基本は『円を描くタッチ』
T タッチにはさまざまな種類がありますが、多くは「円を描くタッチ」を含んでいます。
【方法】
自分の指、手、腕、肩全てをリラックスさせ、手のひらを優しく動物の体に乗せるように触れます。
この状態で、手で1 と1/4 の円を描きながら皮膚を動かします。身体の表面で手を滑らすというのではなく、皮膚自体を動かします。
時計の短針6 時の位置から始めて時計回りに再び6 時になるまで皮膚を押し動かし、そのまま8時か9 時のところまで続けます。一つの円を描き終わったら、優しく手を離し(もしくはずらして)別の位置で同じように1と1/4の円を描いて皮膚を動かします。
やってみよう!はじめてのTタッチ
次のページでは、おうちや学校のパートナー(愛犬愛猫)に、普段から取り入れて頂きやすいTタッチの方法をご紹介します。ご自身のパートナーや学校の飼育犬・飼育猫などにも試してみてください。
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