ホリスティック豆知識Blog
2018年03月23日(金)
ケアの《引き出し》を増やすには
あと数日で3月も終わりですね。
この時期の気温は暖かい日と肌寒い日があるため
体調管理が難しい時期です。
私たちと同じでパートナーの体調管理も難しい時期です。
その中でもお腹の調子を崩すパートナーが多く、
季節の変わり目の「体調管理」は、オーナー(飼い主)にとって
悩みどころです。
ホリスティックケアで
どのように乗り越えることができるのでしょうか?
ホリスティックという言葉は「全体」という意味があります。
そこで示す『全体的な視点』とは、
パートナーの「身体」だけでなく
「食べ物」「感情」「パートナーの居住環境」といったことの
すべてに目を向け、考えてあげようという姿勢や意識と捉えることができます。
目に見える部分だけでなく、目には見えない心といった部分まで目を向ける。
例えば、季節の変わり目にお腹の調子を崩してしまうパートナーに
できることには何があるでしょう・・・
《ハーブ》
ハーブには、消化器系のトラブルに役立つものが多くあります。
日ごろのご飯にふりかけたり、ハーブティーを冷ましたものを飲ませるなど行うことができます。
消化器系のトラブルに役立つハーブ:ジャーマンカモミール・スリッパーエルムなど
《マッサージ》
東洋医学において人を含め犬や猫の身体には、目に見えない経絡やツボが存在し、
それらを刺激することで本来の身体に整えるという作用があるといわれています。
お腹の調子を整えるツボをマッサージする
消化器系のトラブルに役立つツボ:大腸兪(だいちょうゆ)・小腸兪(しょうちょうゆ)など
《アロマテラピー》
アロマテラピーには、植物の有効成分が凝縮した精油の成分を嗅ぐことで
体内に入った有効成分がさまざまな作用をするといわれています。
緊張することが原因で起こる下痢は、リラックス作用がある精油を使い、
心をリラックスさせることができます。
リラックス(鎮静)作用のある精油:スイートマジョラム・ラベンダーなど
目の前にある「お腹の調子を崩した」ということだけでなく、
パートナーの心や普段の体質を考えてあげることで、できる数々のケア。
ホリスティックケアを学ぶことによって、
ケアを考えるための《引き出し》が増え、
パートナーに合った方法を導き出し、用いることができるようになります。
ちなみに我が家のシニア犬ましゅうがお腹の調子を崩したときは
「ハーブ」と「マッサージ」の《引き出し》から、
その時に合ったハーブやツボをチョイスすることで穏やかな改善を導いています。
※ホリスティックケアは医療行為ではありません。
体調が悪化したらすぐにかかりつけの動物病院を受診するようにしましょう。
(ライター:講座事務局 南)