ホリスティック豆知識Blog
2018年11月29日(木)
東洋医学的、冷えにくい身体作りって?
東洋医学では、身体の冷えが免疫力低下につながるとされています。
免疫力とは、身体の中に入ったウィルスや細菌から身体を守るために戦ってくれる力のこと。この戦いに負けてしまうと病気になってしまいます。そうならないためにも冷えにくい身体をつくることが大切です。
そんな冷えにくい身体になる方法とは…
◆運動をする
運動をすると筋肉から熱が作り出されます。その熱のおかげで体温をあげることができます。
◆身体を温める食べ物を食べる
東洋医学では、食べ物は
◇身体を冷やすもの
◇身体を温めるもの
◇温めるでも冷やすでもない中くらいのもの
の3つに分けられると考えられています。
身体が冷えている時には、「身体を温めるもの」を食べましょう。カボチャ・ダイコン・鶏肉・ラム肉・あじ・鮭などがおすすめです。与え方は、いつものごはんにトッピングしたり、おやつとして食べさせたりしてもいいでしょう。これならドライフードを食べている犬や猫にも与えやすいですね。普段食べなれていない食べ物を与えるときは、最初は少量ずつ与えます。また下痢をしていないか、皮膚を痒がっていないかなども確認しましょう。
◆マッサージで血行をよくする
マッサージといっても特別な方法は必ずしも必要ありません。いつもよりほんの少し強めに皮膚を撫でたり、肉球を優しく揉んだりするだけでも立派なマッサージです。これならいつでもどこでもマッサージできますね。
ただし、皮膚に腫瘍があったり、発熱したりしているときはマッサージをしてはいけません。また妊娠の可能性がある場合も同じです。気になる場合は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
◆服で調節する
ゴールデンレトリバーやバーニーズマウンテンのように寒さに強い犬の種類もいます。しかし、体調や年齢などによっては寒さを感じる場合があります。犬や猫の足を触って冷たいと感じたら、服を着せて温めてあげましょう。お腹の弱い子なら腹巻きもおすすめです。毎日のお散歩でも寒い日は、服を着せるなどして調節をしてあげましょう。
服を着ることに慣れていないと嫌がる場合があります。はじめのうちは短時間だけにして、徐々に時間を延ばして慣らします。また服を着るといいことがあると思うように、散歩や遊びの前に服を着せてみるというのもおすすめです。
シニア期の犬や猫は、運動量が少なくなり、体内の代謝が落ちてしまうため冷えを感じやすくなっています。できるだけ元気で一緒に過ごせるように「冷え対策」には、特に気をつけてあげましょう。
まだ冬ははじまったばかり。この季節をパートナーと一緒に楽しめるよう、できることから「冬ケア」を始めてみてはいかがでしょうか。
(ライター:みなみちかこ)