ホリスティック豆知識Blog
2020年08月06日(木)
愛犬の『夏バテ度』をチェック!身近な食材で乗り切る方法
長い梅雨が終わり、本格的な夏を迎えた地域が多い中、明日8月7日は立秋。
暦の上では秋が始まる日です。
しかし暑さが増すのはこれから。「夏バテ」などのちょっとした体調不良が現れやすいのもこれからです。
【愛犬の『夏バテ度』チェック】
□ 最近食欲が減った
□ いつもより疲れているように見える
□ 日中だるそうに寝ていることが増えた
□ 散歩に行きたがらない
□ お腹がゆるい、または便秘気味
当てはまるものが多いほど、要注意。場合によっては、症状が悪化する前に獣医師に相談することも大切です。
特に、ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバー、グレート・ピレニーズなど寒い地方出身の犬種、パグやフレンチ・ブルドッグ、シーズーなどの鼻が短い短頭種、そしてシニア犬などは夏バテしやすい傾向があるので、特に気を付けてあげましょう。
家庭でできる夏バテ予防策は?(食事編)
それでは、夏バテ予防として、家庭ではどんなことができるでしょうか?
本日は食事面から紹介します。
夏バテ予防に効果的な栄養素を知ろう
【1】タンパク質
肉、魚、卵、乳製品や大豆などに多く含まれるタンパク質は夏バテ予防の観点からも欠かせない栄養素の1つ。特に豚肉、鶏肉、牛肉、羊肉、馬肉、卵などは犬猫にとっても利用しやすい栄養源になります。
ペットフードにも必ず含まれている栄養素ですが、実際に食べているペットフードによってその量や質は異なります。ラベルに記載されている原材料や保障分析値などを参考に食事内容を把握するところからはじめましょう。
【2】ビタミンB群やビタミンC
ビタミンは生体の正常な発育や物質代謝を保つ上で重要な働きをしている栄養素。
夏が旬のトマト、カボチャ、モロヘイヤ、ゴーヤ、オクラなどの夏野菜をおやつやペットフードへのトッピングとして活用するもの1つですが、鶏や牛、豚などのレバーもビタミン類が豊富で嗜好性が高いので夏バテ対策にもおすすめです。与えすぎはビタミンAの過剰摂取につながるので注意が必要ですが、適量ならおいしく栄養補給をしてくれる心強い食材です。
【3】鉄やカリウムなどのミネラル
鉄は赤血球の合成、カリウムは細胞内液の浸透圧の調整、心筋や筋肉の機能調節などのはたらきがあります。鉄が不足すると貧血や倦怠感が、カリウムが不足すると、食欲不振や元気消失などの症状が見られるので、不足しないよう配慮してあげましょう。
鉄が豊富な食材としては、鶏や牛、豚などのレバーが有名。カリウムはキュウリ、モロヘイヤ、冬瓜、スイカなどの夏野菜がおすすめです。消化しやすいようにみじん切りにしたり、ピューレ状にしたりして、いつもの食事にプラスしてあげると良いでしょう。
いかがでしたか?このように身近な食材にも日常ケアに役立つものが色々あります。ただし、夏バテ予防になるからといって、与えすぎは逆効果。おやつであっても、ペットフードへのトッピングであっても、手作り食のレシピであっても、『適量』を心がけましょう。
ホリスティックケアで万全の夏対策を
ホリスティックケア・カウンセラー養成講座では、犬と猫の手作り食の章で、手作り食の基礎知識として、犬猫の食性を考慮した栄養バランスの考え方やレシピ作りのポイントについて学べます。手作り食初心者の方にもおすすめのカリキュラムです。
またハーブの章では、夏バテ防止に欠かせない「栄養補給」や「お腹のケア」におすすめのハーブが。
マッサージの章では、元気回復に欠かせない「快眠」のマッサージや「疲労回復」のためのマッサージの方法を動画(DVD)で学ぶことができます。
夏バテは病気ではありませんが、夏の不調であることに変わりはありません。
私たち人間とちがって、1年で4歳ずつ年をとると考えられている犬猫にとって、昨年大丈夫だったから、今年も大丈夫は通用しません。
必要以上に警戒する必要はありませんが、身近にできるちょっとしたことから、愛犬愛猫の身体を労わってあげることをはじめてみませんか?