ホリスティック豆知識Blog
2017年02月07日(火)
だからこそマッサージ
こんにちは!HCC養成講座事務局の南です。
ワンちゃん・ネコちゃんへの「マッサージ」、みなさんは体験されたことありますか?
12年ほど前、まだ講師をしていた頃、マッサージはすごい!と感じた出来事がありました。
そんなお話をご紹介します。
その日は、「お腹を元気する」というテーマのマッサージセミナーを開催していました。
そのセミナーに参加いただいたTさんご夫婦とワンちゃん。
ワンちゃんの名前は、チャコちゃん(仮称)。
15歳の柴犬の女の子。
チャコちゃんは、シニア。自分で歩くことができないため、Tさんお手製のカートに乗っていました。
Tさんご夫婦は、カートに乗ったチャコちゃんと”毎日いつものコース”を散歩しています。
なぜなら「高齢で心臓にもトラブルがあり、いつどうなるかわからない。1日でも長く一緒にいてチャコちゃんと歩いたお気に入りの風景をみせたい」という気持ちからでした。
そんなTさんがセミナーに参加した理由は、”自分でウンチをさせたい”でした。
シニア期になり心臓が弱っているので力むことができず、自分でウンチができません。
週に何度か病院でウンチを出してもらうのですが、辛そう・・・
マッサージで少しでも改善できたらいいなという思いからでした。
チャコちゃんもモデルにして真剣にマッサージを学ぶTさんご夫婦。
セミナー後も残って質問されていました。
それから2日後、Tさんから嬉しい連絡がありました。
なんとチャコちゃんが自分でウンチをしたというのです。
それも30センチもある大物だったそうで、記念撮影をされたとのことでした。
動物がもつ自然治癒力ってすごいと。
その力を私たちがサポートできることに感動しました。
ではなぜ、チャコちゃんにツボマッサージが有効だったんでしょうか?
身体にある「ツボ」刺激してバランスを整えたからです。
「ツボ」は、私たちの身体にもワンちゃん・ネコちゃんの身体にもあります。
その中には、「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」が通っていると考えられています。
これらの「気」「血」「水」のバランスが崩れると、疲れやすい、皮膚の乾燥、冷えや便秘などの不調が出てしまいます。
そうならないためにも、「ツボ」をさすったり、指圧したりするマッサージで「気」「血」「水」のバランスを整え、
ワンちゃん・ネコちゃんが本来持っている自然治癒力を高めることができるのです。
ちなみにお腹の調子を整えるツボは、「大腸兪(だいちょうゆ)」「小腸兪(しょうちょうゆ)」というツボ。
ワンちゃん・ネコちゃんの腰の辺りです。
はじめてマッサージされる方は背骨の両脇をゆっくりさするだけでもOKです。
ただし、腰にトラブルがあったり、妊娠の可能性がある場合は、おすすめできません。
まずは獣医師に相談してから行うようにしてください。
講座では、映像教材を使って「マッサージ」を学ぶことができます。
プロでなくてもできることってまだまだあります。
みなさんも始めてみませんか?