ホリスティック豆知識Blog
2017年12月02日(土)
ペットのお仕事で、アロマテラピーをどう使う?
ペットアロマテラピーが世に広まって久しいのですが、「お仕事で使う場合どんな活用方法があるの?」という質問をよくいただきます。今日はペットアロマのお仕事での役立て方についてご紹介します。(※当講座では犬にのみ推奨)
ペットアロマテラピーの目的やメリットは?
アロマテラピーでは、ハーブ(芳香植物)と呼ばれる植物の中でも、ごく一部の植物からとれる「精油(アロマオイル)」を使います。精油は、天然の化学物質がたくさん集まった有機化学物質。例えばラベンダーには約800種類も含まれているんだそう。精油は、それを含む植物にとって大切な役割があるといわれています。たとえば…
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◎いい香りで虫や鳥を引き寄せて受粉や種子の運搬をうながす効果
◎苦味によって食べられるのを防ぐ効果
◎カビや菌が発生するのを防ぐ効果(諸説あります)
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これらは、たくさん含まれている成分によってなせる業なんですね。ではこの精油、犬にとっては何がいいんでしょうか?
メリットは大きく2つ。
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【メリット1】「香り」による心への作用
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精油には
「気持ちを元気にする」
「気持ちを落ち着かせる」
の、大きく2つの効果があります。
ちなみに人は、「好みの香りを選ぶ」だけでよいのですが、犬の場合はそれに加え「香りとよい記憶を結びつける」ということを行うと、より効果的。
たとえばラベンダーの精油を使ったマッサージオイルで、オーナー(飼い主)から愛情たっぷりのマッサージを毎日受けたパートナーは、いつしかラベンダーの香りを嗅ぐだけで心が落ち着くようになります。
さらに、ホリスティックケアにおいては、パートナー(愛犬)の健康と幸せのためには、「一番身近にいるオーナーが幸せ
であること」が非常に大切だと考えます。
だから、オーナーとパートナーが「香り」で同時に癒されるアロマテラピーは、とてもホリスティックな(視点の広い)ケア方法だといえるんです。
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【メリット2】身体へのさまざまな作用
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精油に含まれる天然成分による身体への効果はたくさん!たとえば…
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◎肌への作用
・保湿
・収れん
・抗菌
◎全身への作用
・鎮痛
・食欲増進
・強壮
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しかも、1つの精油にいくつもの作用があるんです。心と同時に身体にも効果があるなんて、精油はとっても不思議ですね。
精油を使ったボディケア用品は簡単に手作りできるので、気軽に生活に取り入れられます。
ペットのお仕事での具体的な活用法は?
トリミングやお預かりなどメインのサービスに「病気予防」や「ストレスケア」の+αサービスを加えることができます。——————–
<例>
◎オーナーに精油を使ったケア用品作りやアロママッサージなどのケア方法をアドバイスできます。
◎マイルドな刺激の「芳香蒸留水」を使ったシニア犬への優しいケアを提案できます。
◎あなたが作ったケア用品を販売したり、サービスで使ったりできます。
◎店内に精油の香りを漂わせて来店したオーナーとパートナーに「いつでも落ち着くor楽しいお店」だと感じてもらうことができます。
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ホリスティックケアならではの、広い視点での「アロマテラピー」活用法を学んでみませんか?
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