ホリスティック豆知識Blog
2021年02月11日(木)
シニア犬の健康寿命のために。ホリスティックケアで何ができる?
「全国犬猫飼育実態調査」(ペットフード協会・令和2年)によると、前年の犬の平均寿命は約14歳で、55%が7歳以上。また、猫の平均寿命は約15歳で、44%が7歳以上という結果だったそうです。
人と同じく、日本の犬猫も高齢化社会。ですが、猛暑や寒暖差、異常気象など、ただでさえ健康を害する条件が増えつつある今日この頃、「できるだけ健康寿命を長くする方法」を求める飼い主さまが増えています。
高齢の犬猫には、QOL(生活の質)の向上についてホリスティック(広い、全体的)な視点から考える必要があります。
高齢期も、健康はまず「食事」から
【1】高齢による生理的変化を知り、対応する
高齢になると生じやすい、以下のような身体・生理的変化を理解し、早期に対応することで高齢動物の食生活の質向上をサポートできます。
◆ 口腔内の異常
◆ 視覚、嗅覚、聴覚の低下
◆ 枯渇感の低下 等
【2】高齢期の食事管理を知り、対応する
高齢期は、「適切な栄養バランス」が若い頃とは異なります。また、主要な栄養素とは別に、生理作用をサポートするいくつかの機能性成分が有益です。
高齢期のための食事は、1頭1頭異なる「生理的な変化」「ライフスタイル」「運動量」「睡眠時間や質」「筋肉、骨、関節などの個体差」を考慮することが非常に重要です。
これらを把握すると、補った方が良い栄養素だけでなく「控えた方が良い栄養素」も出てくるため、正しく判断し調整することが大切です。さらには、パートナーの好みも考慮できるとより良いですね。
これらをふまえ、納得できるペットフードを選択したり、フードの特徴を理解した上でトッピングを考えたり、手作り食のレシピを考えたりできれば、オーナー(飼い主)が自宅でできる日常ケアの幅がぐんと広がります。
次に、食事以外のケアを行う
ホリスティックケア・カウンセラー養成講座では、食事以外のシニア期向けケアもいろいろ学べます。
家庭でできる運動ケア
年齢とともに徐々に増える運動機能の低下やトラブルを予防し、長く自分で歩ける、遊べる運動法と、トラブルを早期発見するチェック方法を学べます。
植物療法
高齢期に多い循環器・泌尿器・脳神経のトラブルに対応するハーブケアや、高齢のパートナーには負担の大きいシャンプーのかわりに清潔を保つ芳香蒸留水を使ったケアなどを学べます。
マッサージ
20以上のお悩み対応別マッサージを学べます。
高齢期にトラブルを起こしやすい『心臓』『腎臓』『肝臓』『足腰』などをサポートするマッサージもあり、動画も使って学べます。
Tタッチ
Tタッチは、人と動物との信頼関係を高めるボディワーク。
高齢期ならではの活用法として、犬や猫が身体を楽に動かせるようサポートする目的や、目や足が不自由になることで感じる不安やストレスをやわらげる目的なども。高齢期、介護期の活用法も学べます。
それぞれのケアを知った上で、パートナーに合ったものを色々選んであげてくださいね。
【資格講座】犬と猫の生活の質を高める『ホリスティックケア』を学びませんか?
受講生15,000名突破!犬と猫の健康を広い視点から考え、自然治癒力を高める「ホリスティックケア」。シニア期のQOL(生活の質)も高めるさまざまなケアを幅広く学べます。テキストと動画で学べる通信講座です。
【基本のケア】
・食事:犬と猫の栄養学、ペットフード、手作り食、サプリメント
・運動:おうちでできる筋力アップエクササイズ
・お手入れ:家庭でできるホリスティックグルーミング
・犬と猫のストレスを知る
【さまざまなホリスティックケア】
・マッサージ:症状別にアプローチできるツボ・リンパマッサージ
・植物療法:気になる体質をメディカルハーブサポート