ホリスティック豆知識Blog
2020年01月30日(木)
冬の散歩は、ストレッチでウォーミングアップを
冬のお散歩の注意点
日々の散歩は、犬にとって大切な運動。筋肉量が増えれば体が温まりやすくなり、冷えを防いでくれます。できれば冬でも毎日散歩に出かけたいものですが、寒さの苦手な犬やシニア犬の場合は注意が必要です。
【冬のお散歩の注意点】
家の中と外との温度差による体への負担を減らそう
特にシニア犬は筋肉量が少なく体が冷えやすいこと、また環境変化への順応力も下がっていますので、注意が必要です。
具体的には、
◆防寒着を着せる
◆外に出る前に、玄関など気温が低い場所で過ごし、寒さに少しずつ慣らす
◆室内を歩き回らせるなど、軽いウォーミングアップで体を温めておく
といった対策を行いましょう。
お散歩前のストレッチ
お散歩の寒暖差対策として、「ストレッチ」も効果的です。
『お散歩前ストレッチ』のメリットは…
◎血行がよくなり、外に出る前に身体が温まる
◎筋肉や関節を柔軟にし、急な運動による関節トラブルやケガを予防する
また、運動量が減るシニア犬にとっては、ストレッチで筋肉を適度に動かし、関節の可動域を広げることで老化予防にもつながります。
ストレッチの方法
【準備】
- できればマットの上で、姿勢は横になって寝ている状態で行いましょう。
- パートナー(愛犬)の身体に力が入っていない状態で行うのが望ましいです。
※注意:無理をしないこと。特に関節炎・膝蓋骨脱臼・股関節形成不全などがある場合は、注意が必要です。
【手順】
1.手首:前腕部を保持し、手首を右回り左回りに回します。
2.足首:下腿部を保持し、足首を右回り左回りに回します。
3.肩関節:肘関節を持って、肩関節を前後にゆっくり動かします。
4.股関節:腰を保持し、膝関節をもって前後にゆっくり動かします。
※シニア犬の場合は、温タオル法で関節を直接温めてあげる方法もあります。
ストレッチが終わったら、いざ散歩に出発!
ただし、いきなり走り出すのではなく、まずはゆっくりと歩いてウォーミングアップしてください。パートナーの様子を見ながら、徐々にペースを上げていきましょう。
(講座事務局)
「シニア犬介護コース」ではシニア犬の身体の変化・病気・食事・運動、具体的な介助方法(入浴、排泄、食事、清拭など)、心と身体のケアについて深く学べます。