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開講に至った想い

私が初めて犬と暮らしたのは、今から20年以上前のこと。
犬について何も知らない・・・犬と暮らすとはどういうことか、犬の本能・習性、犬の食事のことなど、全く知識がないままに、犬を迎えました。

その結果・・・
しつけが全くできずに育児ノイローゼになったり、挙句の果てには食べ物が原因で、大切な家族（犬）を病気にさせてしまったり。

人間が犬のことをあまりにも知らないがゆえに、自分が大変な思いをするだけでなく犬にも苦しい思いをさせてしまっている。自分の経験を通じて、日本における人と犬の暮らしを見たときに見えてきた課題です。

その時、「無知」は「罪」だと強く感じました。
逆に「知ること、学ぶこと」は動物たちへの「愛情」のひとつだとも思いました。

犬や猫をパートナーとして心から愛し、大切したいと思っている飼い主さんはたくさんいます。　そんな飼い主さんでも、犬や猫のことをしっかりと学んでいないがゆえに、意図せず犬や猫に負担をかけていることもあります。

そんな状況を何とかしたい。
犬や猫と暮らす人が彼らのことを学ぶことが当たり前になる社会を創りたい。
そのためには、犬や猫に関する基本的な知識や誰でもできる気軽なケア方法を、大きな負担なく学べる仕組みが必要だと思いました。

そして、自分のパートナーをケアするだけではなく、そのケア方法を広く他の飼い主さんたちに伝え、時に飼い主さんに寄り添い悩みごとや健康の問題に一緒に向き合う、そんな存在が必要だとも思いました。

それがホリスティックケア・カウンセラー養成講座を開講しようと思ったきっかけです。
ホリスティックケア・カウンセラーが日本中にあふれ、いつでもどこでも飼い主さんとパートナーの傍らにいて、寄り添い、サポートしている状況が作れれば、人と動物がもっと健やかに、幸せに暮らせる社会になると信じています。

日本アニマルウェルネス協会代表理事

佐久間敏雅

大学を卒業後、某日用雑貨メーカーに勤務。人生ではじめての犬との暮らしを通じ、そのすばらしさに感動しつつも、動物 たちをとりまく現在の日本社会のあり方に疑問を持つ。

1998年から日本動物病院福祉協会主催のテリー・ライアン先生による「家庭犬のためのしつけインストラクター養成講座」を受講。1999年愛玩動物飼養管理士（ペットケア・アドバイザー）資格を取得。