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2021年10月08日(金)
ホリスティックケアの実践レポート提出課題『ホリチャレ』って?
ホリチャレ
ホリチャレ(実践課題)って何?
当講座の受講生が、テキストや動画で学んだホリスティックケアを実際におこなう課題のことです。
パートナー(愛犬・愛猫)や身近な犬・猫にホリスティックケアを実践し、体感していただくことで、理解を深めることができます。
また、実践時に押さえておくと良いポイントが記されているので、大切なポイントを把握した上で実践することができます。
ホリチャレの種類
ホリチャレは全部で9種類。全種類実践するもよし、ひとまず1種類だけ実践するもよし。
自分の興味やパートナーの好みに合わせて選べるので、気楽に挑戦することができます。
【例】グルーミングの課題
ホリスティックグルーミングの考え方に沿ってパートナー、もしくは知人などのパートナーにブラッシングを行い、その様子を観察し考察してください。
ホリチャレに取り組むメリット
① 経験してはじめてわかることがある
テキストや動画で学んだ内容を実践すると、思った以上に楽しかったり、逆に上手くできなかったりと様々な発見やパートナーの反応を見ることができます。
人が動物と暮らそうと決めた瞬間、愛情を注いだ瞬間からホリスティックケアは始まっています。
成功も失敗も、すべてが大切な経験です。
「次はこんなことを試してみよう」と考えたり、別のことや新しいことに興味をもったりと、新たな学びにつなげることで、ホリスティックケアの理解もどんどん深まっていくのです。
② 実践すればするほど、成長を実感
ホリスティックケアには、食事、マッサージ、植物療法など様々な種類があります。
これらすべてを丸暗記する必要はありませんが、『知っている』で終わらせるのはとてももったいないものばかりです。
ぜひ実践を通して、『知っている』から、『わかる・理解する』、さらには『できる』状態を目指しましょう。
そして、ホリスティックケアの楽しさと魅力を心と身体で感じてください。
方法ややり方だけでなく、感じたことや経験を通して獲得した学びは、『できる』に代わり、自信や成長につながることでしょう。
レポート
レポートって何?
ホリチャレで実践したものの中から、一番気に入ったもの、印象に残ったものを選択し、レポートにまとめて提出していただきます。
レポートの項目は、
・ホリスティックケアの具体的な実践内容
・気づき
・実践前後のパートナー(愛犬・愛猫)の様子
などです。
論文のようなものを想像する方もいらっしゃいますが、記入項目はあらかじめ指定されているため、文章作成が苦手な方でも簡単に作成できます。
レポートの提出方法
レポートはHCC 専用ページ(受講生専用ページ)にある入力フォームからご提出いただきます。
パソコン、スマホ、タブレットなどからアクセスすることができます。
文字入力さえできれば、どなたでも投稿することができますので、パソコン操作に慣れていない方でもインターネットに接続できる環境をお持ちの方であれば入力可能です。
レポート提出は、認定試験受験の必須条件
レポートを提出すると、認定試験に申し込める権利が付与されます。認定試験は年に3回実施され、申込期間はそれぞれ1月25日~2月10日、5月25日~6月10日、9月25日~10月10日です。
(※2021年8月12日以降に受講申込された方が対象です。)
実際のホリチャレ投稿例
以下は、ホリチャレを実践した受講生から届いたレポートです。これからホリチャレやレポート作成にチャレンジされる方は参考にしてください。
マッサージ
出題テーマ:テキストの「リンパマッサージ」「症状別マッサージ」「唾液腺マッサージ」の中から選んでだものを7回(7日)以上パートナーに実践し、その様子を観察し考察してください。
受講生:nancymiki様
【レポート内容】
1)パートナーのプロフィール
犬種 フレンチブルドッグ
年齢 4歳
体重 15kg
性格 お散歩、ドッグラン大好き、人も犬も大好き
2)選択したマッサージの種類
肩こり解消のマッサージ(併せて 足腰のトラブルのためのマッサージも実践)
3)上記を選んだ理由
フレンチブルドッグ という犬種のため頭部が重く、首 肩への負担があると思ったから。また運動が大好きなので長時間(1.5~2時間)の散歩やドッグラン後に足腰をケアしてあげたいと感じたため。
4)実践して上手くいったことや、難しかったこと
数回トライした後は、散歩やドッグラン後にマッサージをする習慣ができ、自分からリビングにごろんと横になって落ち着いてマッサージを待つようになった。興奮してしまった時には「マッサージしようか」と言い首を触ると落ち着くようになった。難しかったことは特になし。
5)マッサージを受けたパートナーの様子
開始当初は、え、何をするの?という感じであったが、マッサージを始めるととても気持ち良さそうに身を任せて寄りかかるようになり、目をつぶってウットリと気持ち良さそうにしていた。
6)今回のホリチャレを通して得られた学びや気づき
日々のマッサージを習慣づける事により、パートナーの身体を常に触って感じていれば、何かしら異変や怪我が生じた場合にはすぐに気づいてあげられる。また身体のいろいろな場所を触られる事に慣れさせていれば、怪我や病気になった際にも嫌がらずに治療で触らせてくれるようになるだろうと実感できた。
Tタッチ
出題テーマ: テキストで紹介している11パターンのT タッチの中から、パートナーが好むT タッチを1つ以上実践し、その様子を観察し考察してください。
受講生:ワイワイ様
【レポート内容】
1)パートナーのプロフィール
犬種 MIX(ビションフリーゼ×トイプードル)
年齢 6ヶ月
体重 6.0kg
性格 好奇心旺盛、甘えん坊
2)選択したタッチの種類
ノアのマーチ、イヤーワーク、マウスワーク
3)上記を選んだ理由
どこを触っても嫌がらないような関係性を築きたかったため
4)実践して上手くいったことや、難しかったこと
タッチの圧の加減、速さ、次の動きの時への繋がりが難しかった。また、タッチの場所が合っているのかは疑問が残る。
5)Tタッチを受けたパートナーの様子
初めは身体を強張らせるような感じだったが、少しづつ繰り返していくうちに、身体を任せるような状態になり、次第に目を閉じ気持ち良さそうにしていた。
6)今回のホリチャレを通して得られた学びや気づき
Tタッチを日常生活に取り入れた事で、パートナーだけではなく、「パートナーと自分」や「自分自身」の状態(心、身体、環境)を観察、確認する事ができた。何かひとつ欠けた状態だとパートナーの身体は硬く感じた。
心、身体、環境がバランス良く調和する事により、パートナー、自分自身も穏やかな気持ちになる、このような状態を維持する事が自己治癒力のアップに繋がっていくと思われる。以上のことから、互いに理解し合い、信頼を築く事で、より高いQOLを得られると考察する。
グルーミング
出題テーマ: ホリスティックグルーミングの考え方に沿ってご自身または知人のパートナーにブラッシングを行い、その様子を観察し考察してください。
受講生:松田 智子様
【レポート内容】
1)パートナーのプロフィール
犬種 トイプードル
年齢 4歳
体重 4.0kg
性格 怖がり、トリミングが苦手、甘えた
2)使用したブラシの種類
獣毛ブラシ(柔らかいもの)
ピンブラシ
スリッカーブラシ(柔らかいもの)
3)どのようなことを意識して行ったか
・その日の体調をみて普段通りか確認した。
・トリミングが苦手なので、ゆっくりゆっくり話しかけながらおやつを用意して行った。
・家族が家にいないときに、二人だけの時間に行った。
・いつもより声のトーンを上げて、私も楽しむようにして取り組んだ。
・手で、撫でる→獣毛ブラシ→ピンブラシ→スリッカーブラシの順番に使用。嫌がると休憩
・浴室温度とシャンプー後の(室内温度25°湿度50%)温度差が極力ないようにした。
・スポンジを用意して背中からお湯を染み込ませるようにしてゆっくりお湯を広げていくよう意識した。
・お風呂場は声が響くので、声のトーンをおとして優しい声とゆっくり話しかけるようにした。
・洗う事を目的とせず、トリミングに慣れるという視点を意識した。
4)今回のホリチャレを通して得られた学びや気づき
ホリスティックグルーミングを勉強する前は、「しっかり洗わなければ!」「ちゃんと乾かさなければ!」「これくらいは我慢できるんじゃない?」「こうしないとダメなの!」など、自分本位だったと気付かされた。人もそうであるように、犬だってその日の気分や体調によっていつも通りにいかない事も当たり前にある。度々発信してくれていたカーミングシグナルを見逃してきた責任はとても重く、その為にキャパシティが狭まりすぐに咬むという行動に繋がったのだろうと考えさせられた。
その子に寄り添ったグルーミングを、ファーストコンタクトからしっかり向き合って「~しなければ」ではなく、「どんな事がどこまで出来て、どんな事が苦手なのか?」「どんな表情?」「どんな仕草?」「どんな言葉が喜ぶ?」など、「その子を知る」という視点から入ることが大切だと実感した。
中医学養生
出題テーマ: ご自身のパートナー、もしくは知人のパートナーの体質チェックを行い、おすすめの養生法を提案してください。
受講生:清水つぼみ様
【レポート内容】
1)パートナーのプロフィール
犬種/猫種 Mix(マルチーズ×トイプードル)
年齢 5歳
体重 5.7kg
体型 スコア4:太り気味
性格 飼い主をとにかく一筋に信頼している。素直で一途。
2)体質チェックを行った結果
・げっぷ、おならが多い
・目の充血
・舌の周囲が赤い
・皮膚が赤い
・冷たい場所を好む
3)提案したい養生とその理由
1)体内の熱を取るための養生
トマト、きゅうり、ソラマメまたハト麦などを毎食必ず加える
2)体に熱をためないための養生
かつおやタラなど体を温めず、平性の食材をメインにする
3)かっさの活用
体にこもった熱や気を巡らせるためのマッサージを行う
4)養生を行った結果のパートナーの様子
・トマトやキュウリは火を通して与えていたが、生食も好んで食べていた。夏までは生食も少量与えて積極的に熱を取っていきたい。
・マッサージは好きなようで、かっさを持つと手でちょんちょんと催促をするようになった。かっさだけではなく、手で皮膚を伸ばしたり、手のひらでくるくるとさすったり、いろいろと組み合わせながら柔らかい体を目指してマッサージを継続していく。
体質改善はすぐに結果が表れるものではないと思うので、これ以上悪化をしないよう、また改善に向かうように継続していく。
5)今回のホリチャレを通して得られた学びや気づき
西洋医学ではわからない、個々の体質を知ることができた。体質を知ることで、食事やマッサージ、季節ごとの養生など薬に頼らなくてもできるケアがわかるようになった。それらのケアは愛犬との1対1のコミュニケーションでもあり、より信頼関係が深まる大切な時間となっている。
ホリスティックなケアは健康面だけではなく、QOLの向上や愛犬との限られた時間を大切に過ごす、いい機会となった。
運動
出題テーマ: テキストや動画で学んだ「散歩」「ストレッチ」「ホームエクササイズ」の中から1つ以上試し、パートナー(犬)の様子を観察し考察してください。
受講生:ぜろ様
【レポート内容】
1)パートナーのプロフィール
犬種 ミックス
年齢 15歳
体重 2.9kg
体型 スコア2:やせ気味
性格 甘えん坊で好奇心旺盛なボス気質
2)選んだ運動と、どのくらい(時間)行ったか
運動。草むら、砂場、坂道の散歩。1ヶ月間、お散歩コースを草むら、砂場、坂道の3つに分けて日替わりで3コース順番にお散歩しました。
平坦を10分、草むらを5分、平坦を10分という感じで。坂道はジグザグ歩き負担を少なくしました。
3)上記を選んだ理由
老犬になり散歩を嫌がり歩く速度も遅く、歩く距離も短くなってきた為、試してみました。
4)パートナーの様子(身体、心の両面)で気づいたこと
毎日の散歩に少しの変化を加えるだけで散歩が楽しく感じるのかお散歩へ行くのを嫌がらなくなりました。9ヶ月ぶりにオモチャで遊ぶようになり身体を動かすのが楽なのか嬉しそうにしています。
5)今回のホリチャレを通して得られた学びや気づき
老犬は寝ている時間が長く体力もあまり無いのですが日々、楽しいや嬉しいなどの変化があることで行動力も上がり散歩もオモチャ遊びも楽しんでいるように思います。散歩後の軽いマッサージも効いているようで老犬でも少しの工夫でこんなに変化することに驚いています。
雪の上を少しですが歩かせてみました。四肢からの刺激はとても大事だと感じています。
手作り食
出題テーマ: ご自身または知人のパートナーの誕生日祝いやイベントなど、特別な日に作りたくなる手作り食、またはトッピングを考え、実際に作ったものについてレポートしてください。
受講生:まめ様
【レポート内容】
1)レシピのタイトル(テーマ)
ダイエット中でも食べれるバースデーケーキ
2)対象動物の情報
犬種/猫種 ロングコートチワワ
年齢 6
体重 4.7kg
去勢避妊の有無 去勢済・避妊済
体型 スコア4:太り気味
3)レシピに使用する材料と分量
・ささみ80g
・ブロッコリー20g
・にんじん20g
・じゃがいも50g
・アマニ油適量
・無糖ヨーグルト適量
・トマトケチャップ少量
4)作り方
1.ささみ、ブロッコリー、にんじん、じゃがいもを茹でる
2.じゃがいもをつぶし、ケーキの土台を作る
3.ケーキの土台に水をきったヨーグルトを塗る
4.ささみ、ブロッコリー、じゃがいもをトッピングする
5.アマニ油をふりかける
6.トマトケチャップでメッセージを書く
5)このレシピのポイント
ケーキの土台はカボチャにしようと思いましたが、ダイエット中の為カロリーの低いじゃがいもにしました。ヨーグルトが大好きなのでクリームに見立てて塗り、肉、野菜もバランス良くトッピングしました。シニア犬となる愛犬にa-リノレン酸を多く含むアマニ油をとってもらおうと少しかけました。大好物が沢山入っていて、なおかつ高タンパク低カロリーのケーキができたと思います。
6)今回のホリチャレを通して得られた学びや気づき
今回手づくり食を学ぶ事により、「犬にはドッグフードだけ食べさせた方が良い」と何となく思っていました事がそれは違うと思いました。犬も人間と同じで食の喜びを味わうべきです。それにはまず、オーナーが犬の食について学ばなければなりません。テキストにもあるように、無理のないよう、愛犬の健康と食の楽しみを考えて手づくり食を加えていきたいと思います。
今回、愛犬が喜ぶ食材でできた無添加のバースデーケーキで、皆喜ぶ誕生日を祝うことができました。
受講生:モナカ様
【レポート内容】
1)レシピのタイトル(テーマ)
春の幸せ健康ディナー
2)対象動物の情報
犬種/猫種 ミニチュアダックスフンド
年齢 約11歳
体重 4.9kg
去勢避妊の有無 去勢済・避妊済
体型 スコア3:理想体重
3)レシピに使用する材料と分量
・水・・・125ml
・キャベツ・・・1枚の半分
・セロリ・・・約2cm
・ジャガイモ・・・1/4個
・マッシュルーム・・・1/2
・豚モモ肉・・・55g
・乾燥ショウガ粉・・・耳かき半分くらい
4)作り方
1.キャベツ・セロリ・マッシュルーム・豚モモ肉を細かく刻んで、ジャガイモはすり下ろす。
2.沸騰させた水に1と乾燥ショウガ粉を入れて、8分ほど煮てしっかり火を通す。
3.器に移して粗熱を取り、手で混ぜて完成。
5)このレシピのポイント
春には混合ワクチン接種などを受ける機会も多いことと、4月に悪性腫瘍の診断を受けてしまい、投薬治療を始めたことから、デトックス効果の高い苦みのある緑の野菜を取り入れて、肝臓ケアをポイントにしました。
6)今回のホリチャレを通して得られた学びや気づき
うちの子は保護犬で、正確な誕生日や年齢が分かりません。そしてこの勉強をしている中での悪性腫瘍の診断。言葉を話せないからこそ、動物の根本を知ることや触れることで、大切な家族を守れることを改めて実感しました。この勉強をしていなかったら、悪性腫瘍の発見ももっと遅くなっていたかもしれません。知識は宝です。現在投薬治療を始めていますが、食もケアしてあげれることから、心配していた副作用も出ていません。治療は動物にとって負担かもしれませんが、美味しそうに喜んで食べてくれていたので、とっても嬉しくなりました。
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